【お盆の帰省・旅行先で交通事故に遭ったら②|痛みが軽くても医療機関を受診する理由!】

千葉県松戸市古ヶ崎にある

「ママにも優しい整骨院」

小竹整骨院です!!

前回に引き続き第2回です!どうぞ\(^o^)/

お盆休みの帰省先や旅行先で交通事故に遭ったものの、事故直後には目立った痛みがないため、「松戸へ帰ってから受診すればよい」「旅行の予定を変更したくない」と考える方もいらっしゃいます。

しかし、事故直後には大したけがではないと思っていても、後から症状が現れたり、重いけがが判明したりすることがあります。日本損害保険協会は、交通事故でけががあった場合、速やかに医療機関を受診するよう案内しています。

交通事故後は、症状の強さだけで受診の必要性を判断しないことが大切です。今回は、旅行先で医療機関を受診する理由、診察時に伝える内容、保管しておきたい書類などを解説します。

1.事故直後に痛みが軽くても注意する

交通事故後には、首や腰の痛み、頭痛、吐き気、手足のしびれ、体の動かしにくさなど、さまざまな症状が現れることがあります。

事故直後に痛みが軽かったとしても、それだけでけががないと判断することはできません。事故による衝撃を受けた後は、時間の経過とともに体調が変化する可能性があります。

次のような状態がある場合は、旅行の予定を優先せず、医療機関を受診してください。

  • 首や腰などに痛みがある
  • 首を左右に動かしにくい
  • 頭痛や吐き気がある
  • 手足にしびれを感じる
  • 力が入りにくい
  • めまいやふらつきがある
  • 胸や腹部に痛みがある
  • 打撲した場所が腫れている
  • 時間の経過とともに痛みが強くなっている
  • 事故前にはなかった体調変化がある

症状が強い場合や、意識がぼんやりする、呼びかけへの反応が鈍い、立ち上がれないなどの状態がある場合は、救急車を呼ぶことも検討してください。

症状については、この記事だけで原因や重症度を判断することはできません。体の状態に不安がある場合は、医師の診察を受けてください。

2.松戸へ戻るまで受診を待たない

帰省先や旅行先で事故に遭った場合、「かかりつけの病院ではないから」「保険の手続きが分からないから」と、受診をためらうことがあります。

しかし、事故後に症状がある場合は、松戸へ戻るまで何日も待つのではなく、現在いる地域の医療機関へ相談してください。どこを受診すればよいか分からない場合は、保険会社、宿泊施設、地域の医療機関案内などを利用して受診先を確認します。

夜間や休日の場合は、通常の診療時間と対応が異なります。緊急性がある場合は119番へ通報してください。緊急性を判断できない場合も、症状を具体的に伝え、受診方法について案内を受けます。

旅行先で一度受診したからといって、その後も同じ医療機関へ通い続けなければならないわけではありません。帰宅後に別の医療機関へ通院する場合は、旅行先で受診したことと、現在の症状を伝えます。

3.医療機関の受付で交通事故によるけがと伝える

医療機関を受診するときは、受付で「交通事故によるけがです」と伝えてください。

交通事故による受診では、健康保険を使用する場合、自由診療として受診する場合、保険会社が医療機関へ治療費を直接支払う場合など、事故状況や保険会社の対応によって支払い方法が異なります。

日本損害保険協会によると、交通事故による治療でも、被害者の意思により健康保険を利用した診療を選択できます。ただし、加害者がいる交通事故で健康保険を使用する場合は、原則として「第三者行為による傷病届」などの手続きが必要です。

医療機関へ行く前に保険会社と連絡が取れる場合は、次の内容を確認してください。

  • 医療機関へどのように事故を伝えるか
  • 治療費の支払い方法
  • 保険会社から医療機関へ連絡してもらえるか
  • 一時的な立て替えが必要か
  • 必要な書類や手続き
  • 健康保険を使用する場合の手続き

事故の状況によって対応が異なるため、「交通事故なら必ず窓口負担がない」とは限りません。保険会社と医療機関へ確認することが必要です。

4.医師へ事故の状況を具体的に説明する

診察では、現在痛い場所だけでなく、事故の状況から説明します。

医師へ伝えたい主な内容は次のとおりです。

  • 事故が発生した日時
  • 事故が発生した場所
  • 自分が運転者、同乗者、歩行者、自転車のどれだったか
  • 車両のどの位置に乗っていたか
  • 前方、後方、側面のどこから衝突されたか
  • シートベルトを着用していたか
  • 頭や体を車内にぶつけたか
  • 事故直後に感じた症状
  • その後に現れた症状
  • 痛みやしびれがある場所
  • 日常生活で難しくなった動作
  • 事故前から治療している病気やけが

例えば、単に「首が痛い」と伝えるだけでなく、「後ろを振り向くと首が痛む」「長時間座っていると腰がつらい」「事故当日は平気だったが、翌朝から痛みが出た」など、症状が現れる動作や経過を説明します。

痛みを必要以上に強く表現したり、反対に我慢して軽く伝えたりせず、実際の状態をできるだけ具体的に伝えることが大切です。

5.事故後の症状を記録する

旅行中は、普段と生活環境が異なるため、体調の変化を正確に覚えておくことが難しくなります。

スマートフォンのメモなどを利用して、次の内容を記録しておきましょう。

  • 症状が出始めた日時
  • 痛みやしびれがある場所
  • 症状の強さ
  • 症状が強くなる動作
  • 頭痛や吐き気などの有無
  • 睡眠への影響
  • 運転や歩行ができるか
  • 飲んだ薬
  • 受診した医療機関
  • 医師から説明された内容
  • 生活上の注意点

体調の記録は、医師へ症状の経過を説明するときに役立ちます。帰宅後に別の医療機関や整骨院へ相談するときも、事故から現在までの変化を伝えやすくなります。

ただし、症状の記録だけで医師の診察に代えることはできません。体調に不安がある場合は、記録を続けながら医療機関を受診してください。

6.診断書や領収書を保管する

交通事故後に医療機関を受診した場合は、受け取った書類をまとめて保管します。

保管しておきたい主なものは次のとおりです。

  • 診断書
  • 診療明細書
  • 医療機関の領収書
  • 薬局の領収書
  • 処方された薬の説明書
  • お薬手帳
  • 通院に利用した公共交通機関の記録
  • 駐車場の領収書
  • タクシーを利用した場合の領収書
  • 保険会社から届いた書類
  • 交通事故証明書
  • 休業に関する書類

国土交通省によると、自賠責保険の傷害による損害では、治療費、文書料、通院交通費、休業損害、慰謝料などが補償対象となります。傷害による支払限度額は、被害者1人につき120万円です。

ただし、支払限度額まで無条件に支払われるという意味ではありません。事故との関係、必要性、妥当性などについて確認が行われ、認定された損害が補償対象となります。

タクシー代や駐車場代なども、すべてが自動的に認められるわけではありません。利用の必要性や事故状況によって取り扱いが異なるため、事前に保険会社へ確認し、領収書を保管してください。

7.治療費を立て替える場合がある

交通事故の治療費は、加害者側の保険会社が医療機関へ直接支払う対応が行われることがあります。これを一般に「一括対応」などと呼ぶことがあります。

一方で、事故直後で保険会社との連絡が完了していない場合、事故状況の確認中の場合、医療機関が直接支払いに対応していない場合などは、一時的に治療費を立て替えることがあります。

日本損害保険協会は、保険会社による医療機関への直接支払いには、被害者・医療機関・保険会社の三者の合意が必要と説明しています。

立て替えが必要になった場合は、領収書と診療明細書を紛失しないよう保管し、保険会社へ請求方法を確認してください。

旅行先だからという理由だけで、必ず立て替えになるわけではありません。一方、交通事故だから必ずその場の窓口負担が0円になるとも限りません。受診前または受診後に、保険会社と医療機関へ支払い方法を確認します。

8.松戸へ戻る前に確認しておきたいこと

旅行先の医療機関を受診した後、松戸へ戻って通院を続ける場合は、次の内容を確認しておきます。

  • 診断書を受け取れるか
  • 検査結果について説明を受けたか
  • 処方された薬の内容
  • 帰宅までの移動で注意すること
  • 今後の受診時期
  • 紹介状が必要か
  • 検査画像や診療情報を受け取れるか
  • 帰宅後に受診する医療機関へ伝える内容

すべての事故で紹介状や検査画像が必要になるわけではありません。現在の症状や診療内容によって異なるため、担当医へ確認してください。

長時間の運転や移動に不安がある場合は、その点も医師へ相談します。ご自身で運転することが難しい場合は、同行者への運転交代、公共交通機関、宿泊期間の変更などを検討してください。

9.帰宅後も症状の変化を確認する

松戸へ戻った後も、旅行先での受診だけで終わらせず、症状の変化を確認します。

医師から再診の指示がある場合は、その指示に従ってください。症状が続いている、強くなっている、新しい症状が出たなどの場合は、帰宅後の医療機関へ相談します。

帰宅後に整骨院での施術を希望する場合も、最初に医師の診察を受け、保険会社へ通院先について連絡することが重要です。

旅行先の医療機関でもらった診断書、診療明細書、処方薬の情報などがある場合は、帰宅後の相談先へ持参してください。

よくある質問

Q.事故直後に痛みがなくても受診した方がよいですか?

事故直後には軽いけがだと思っていても、後から症状が現れたり、重いけがが判明したりすることがあります。体に違和感がある場合や事故の衝撃が強かった場合は、自己判断で終わらせず、医療機関へ相談してください。

Q.旅行先の病院を受診しても、松戸で通院を続けられますか?

帰宅後に別の医療機関へ通院することは可能ですが、具体的な手続きや治療費の取り扱いは事故状況や保険会社によって異なります。通院先を変更する前に、保険会社へ連絡してください。

Q.保険会社へ連絡する前に受診してもよいですか?

緊急性がある場合は、保険会社への連絡よりも救護と受診を優先してください。受診後、できるだけ早く保険会社へ事故と受診先を伝えます。

Q.旅行先で支払った治療費はどうなりますか?

補償対象となるかは、事故状況、保険契約、治療内容などによって異なります。領収書と診療明細書を保管し、保険会社へ確認してください。

まとめ

交通事故直後に痛みが軽くても、後から症状が現れることがあります。旅行や帰省の予定を優先して受診を先延ばしにせず、体に違和感がある場合は現地の医療機関へ相談してください。

受診時は交通事故によるけがであることを伝え、事故の状況、症状が出た時期、症状の変化を具体的に説明します。診断書、診療明細書、領収書、薬の情報、通院交通費に関する記録なども保管しておきましょう。

次回は、旅行先から松戸へ戻った後、病院や整骨院へ通うまでの流れ、自賠責保険が適用される場合の取り扱いについて解説します。

参考資料

執筆・監修:小竹整骨院 院長(柔道整復師)

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