気泡だけじゃない?「コリコリ」「ミシッ」と鳴る別の原因とは?!

ここまでは「ポキッ」という一発の硬い音(気泡が原因のもの)について解説しましたが、関節の音には他にも種類があります。例えば、首や肩、股関節などを回したときに「コリコリ」「パキパキ」と何度も連続して鳴るような場合です。これらは気泡ではなく、以下のような別の原因が考えられます。

① 腱や靭帯が骨の出っ張りを乗り越える音

筋肉の先端は「腱(けん)」という紐のようになって骨に付着しています。また、骨と骨を繋ぐ「靭帯(じんたい)」というバンドもあります。 デスクワークなどで同じ姿勢を続け、筋肉や靭帯がガチガチに硬くなっていると、関節を動かしたときにこれらの組織が柔軟にしなることができません。結果として、近くにある骨の硬い出っ張りを乗り越える際に、まるでギターの弦を弾いたときのように「ピーン」「コリコリ」と音が鳴ることがあります。肩を回したときに鳴る音の多くは、このケースに該当します。

② 軟骨のすり減りや変形

関節の骨の表面は、クッションの役割を果たす「軟骨(なんこつ)」で覆われています。しかし、加齢や長年の負担、あるいは怪我などによってこの軟骨がすり減ってしまうと、クッションが効かなくなります。 これにより、骨同士、あるいは形が凸凹になってしまった軟骨同士が直接擦れ合うようになり、「ミシミシ」「ゴリゴリ」「ジャリジャリ」といった、鈍くて低い音が鳴るようになります。これは変形性膝関節症など、中高年以降の膝のトラブルによく見られる現象です。


3. 【本題】自分で無理に鳴らすのは体に悪いの?

多くの人が一番気にしているのが、「すっきりするからと、自分で首や指をポキポキ鳴らし続けても大丈夫なのか?」という疑問でしょう。

結論から言うと、「日常生活で自然に鳴ってしまうものは問題ないが、自分の力で無理にパキパキ鳴らす癖は、今すぐやめたほうがいい」というのが、医療現場における共通の見解です。

「音が鳴るとなんだか関節が軽くなった気がする」「すっきりする」と感じるのは事実です。関節が引き伸ばされて一時的に血流が良くなったり、詰まったような感覚が消えたりするためです。しかし、その「すっきり感」の裏には、以下のような確実なデメリットが隠されています。

デメリット①:関節が太くなる(変形する)

「指を鳴らしすぎると太くなる」という噂は、実は医学的にも理にかなっています。 先ほど解説した通り、音が鳴るときには関節の内部で「気泡が弾ける衝撃波」が起きています。この衝撃波は非常に微細なものですが、何度も何度も繰り返されると、周囲の軟骨や靭帯は少しずつダメージ(微小な傷)を受けます。

体には、傷ついた組織を修復しようとする力が備わっています。ダメージを受けた靭帯や関節のカプセルは、次に同じ衝撃が来ても耐えられるように、以前よりも厚く、硬く修復しようとします。これを何年も繰り返すうちに、関節の組織がどんどん肥厚していき、結果として「指の関節がゴツゴツと太くなってしまう」という現象が起こるのです。

デメリット②:関節がゆるくなり、怪我をしやすくなる

関節を無理に引き伸ばして鳴らす行為は、関節を支えている靭帯を限界まで引き伸ばしていることになります。ゴム紐を何度も限界まで引っ張っていると、次第に伸び切ってダルダルになってしまうのと同じで、靭帯も徐々に緩んでしまいます。 靭帯が緩むと、関節の固定力が弱まるため、関節が不安定になります。その結果、ちょっとしたことで捻挫をしやすくなったり、関節を痛めやすくなったりする原因になります。

デメリット③:首の神経や血管を傷つけるリスク(非常に危険!)

特に注意が必要なのが「首(頸椎)」です。 首の骨のすぐそばには、脳へとつながる非常に重要な神経(脊髄)や、脳に血液を送る太い血管(椎骨動脈)が通っています。 首を急激にひねって「パキッ」と鳴らす行為は、これらの重要な神経や血管に突発的な強い負担をかけることになります。最悪の場合、血管の壁が裂けて脳卒中(脳梗塞など)を引き起こしたり、神経が圧迫されて手足のしびれや麻痺、激しい頭痛を招いたりするリスクがあり、非常に危険な行為とされています。

今回は以上になります!

次回は、、、こんな時は要注意!すぐに医療機関を受診する目安!

について書いていきます(^^)

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