「出産したら恥骨が痛くなった」という方へ。その①

千葉県松戸市古ヶ崎にある

「ママにも優しい整骨院」

小竹整骨院です!

出産後、

「歩き始める時に恥骨が痛い」

「寝返りをすると骨盤の前側がズキッとする」

「赤ちゃんを抱いて立ち上がると痛い」

「階段を上る時に恥骨が痛い」

という症状が出ることがあります。

妊娠前には一度も恥骨を意識したことがなかったのに、出産後になって突然痛みを感じ始めると、

「出産で骨盤が開いてしまったのでは?」

「このまま治らないのでは?」

と不安になる方もいらっしゃると思います。

まず知っていただきたいのは、産後の恥骨周辺の痛みには、妊娠から出産にかけて起こる身体の変化が関係することがあるということです。

ただし、

「産後の恥骨痛=骨盤が開いている」

と単純に考えることは適切ではありません。

今回は、産後の恥骨痛がなぜ起こるのかを詳しく説明します。

■そもそも「恥骨」はどこにある?

骨盤は一つの大きな骨に見えますが、左右の骨盤が前後でつながって輪のような構造を作っています。

骨盤の前側で左右の恥骨をつないでいる部分が、

「恥骨結合」

です。

恥骨結合は線維軟骨性の関節で、通常は大きく動く場所ではありません。

しかし妊娠中から出産にかけては、身体が出産へ対応するために骨盤周囲の組織にも変化が起こります。

医学資料では、妊娠していない状態では左右の恥骨間はおよそ4~5mmで、妊娠・出産期には生理的に数mm広がることがあるとされています。

つまり、「多少の変化」自体は出産に伴う正常な身体の適応でもあります。

■理由① 妊娠中から骨盤へ負担がかかっている

恥骨痛は、出産した瞬間だけの問題とは限りません。

妊娠中は赤ちゃんが成長するにつれてお腹が大きくなります。

それに伴い、

体重が増える

↓

身体の重心が変化する

↓

立ち方・歩き方が変わる

↓

骨盤帯へかかる負担が変化する

ということが起こります。

RCOGでも、赤ちゃんの成長に伴う体重増加や姿勢の変化によって骨盤にかかる負担が増えることが、妊娠中の骨盤帯痛に関係すると説明されています。

つまり産後に痛みが出たとしても、その背景には妊娠中から続いていた負担がある場合があります。

■理由② 妊娠・出産による関節や靭帯の変化

妊娠中にはリラキシンやプロゲステロンなどのホルモン変化が起こります。

これらは出産へ向けた身体の変化に関係し、骨盤周囲の靭帯や恥骨結合にも影響します。

恥骨結合は出産に伴って生理的に多少広がります。

ただし、出産した翌日にすべての組織が妊娠前と同じ状態へ戻るわけではありません。

産後しばらくは、

骨盤周囲の組織

腹部

骨盤底

股関節周囲

なども回復途中です。

その時期に育児が始まります。

■理由③ 出産そのものによる負担

経腟分娩の場合、出産時には股関節を曲げたり脚を開いたりする姿勢になります。

また、赤ちゃんが産道を通る際には骨盤周囲へ大きな力がかかります。

多くの場合は身体が対応できる範囲ですが、一部では恥骨結合や周囲の組織への負担が大きくなることがあります。

まれに左右の恥骨が通常以上に離れる「産後恥骨結合離開」が起こることもあります。

医学的には、恥骨結合の離開が1cmを超える場合は病的な離開とされています。

■理由④ 産後すぐに「育児」という負荷が始まる

産後の身体は休ませたい時期ですが、現実には出産直後から育児が始まります。

例えば、

授乳

抱っこ

オムツ交換

ベビーベッドから赤ちゃんを持ち上げる

床から立ち上がる

夜間に何度も起きる

などです。

さらに赤ちゃんを抱えていると、身体を左右均等に使うことが難しくなることもあります。

片側へ体重をかけて抱っこする。

同じ腕で抱っこする。

片脚へ体重をかけた状態で立つ。

このような動作を何度も繰り返します。

骨盤帯痛では、片脚立ち・階段・寝返り・脚を開く動作などで痛みが強くなりやすいことが知られています。

■こんな時に恥骨が痛くなりやすい

産後の恥骨痛では、

・歩き始め

・長く歩いた時

・階段

・片脚立ち

・ズボンを履く時

・靴下を履く時

・寝返り

・ベッドから起きる時

・車の乗り降り

・脚を大きく開く時

などで症状を感じることがあります。

特に、

「両脚をそろえていると大丈夫だけれど、片脚になると痛い」

という場合があります。

骨盤は身体の中心部分に位置し、歩行や片脚立ちでは左右への荷重変化が繰り返されるからです。

■「骨盤が歪んだから痛い」と決めつけない

産後の恥骨痛について、

「骨盤が歪んでいます」

「骨盤が開いたままです」

という説明を聞くことがあります。

しかし医学的には、それだけですべての産後恥骨痛を説明することはできません。

妊娠・出産に伴う骨盤帯痛には、

関節の動き

周囲の靭帯

筋肉

荷重のかけ方

妊娠中からの身体の変化

日常動作

など複数の要素が関係します。

そのため小竹整骨院でも、

「恥骨が痛い=骨盤を閉じればよい」

とは考えません。

■まず確認したいこと

産後の恥骨痛では、

いつから痛いか

出産前から痛かったのか

出産直後からなのか

歩くと痛いのか

片脚立ちで痛いのか

寝返りで痛いのか

安静にしていても痛いのか

左右どちらかに偏っているか

などを確認します。

さらに、

股関節

骨盤周囲

腰

腹部

臀部

立ち上がり

歩行

なども確認します。

■注意したい「恥骨結合離開」

産後の恥骨痛の多くが重篤な状態というわけではありません。

ただし、非常に強い症状がある場合には「恥骨結合離開」を考える必要があります。

産後恥骨結合離開では、

恥骨周囲の強い痛み

歩行困難

体重をかけられない

寝返り困難

骨盤が不安定な感じ

尿が出にくい

などが現れることがあります。

疑われる場合には、超音波やX線などによる評価が行われます。

これは整骨院だけで判断するものではありません。

■出産直後にほとんど歩けない場合

「産後だから痛いのは普通」

と思って我慢する必要はありません。

特に、

出産直後から激痛

立つことが難しい

数歩歩くのも難しい

骨盤が抜けるような感じがする

尿が出にくい

恥骨周囲が大きく腫れている

といった場合には、産婦人科や整形外科など医療機関での評価を優先してください。

■多くは産後に改善していきます

妊娠中から骨盤帯痛があった方も、出産後には症状が改善することが多いとされています。

一方で、RCOGではおよそ10人に1人程度は出産後も痛みが続くと説明しています。

つまり、

「産んだから必ずすぐ治る」

わけでも、

「一生治らない」

わけでもありません。

身体の状態に合わせながら少しずつ回復させることが重要です。

■小竹整骨院では恥骨だけを見ません

産後の恥骨痛で大切なのは、

痛い場所だけを見ることではありません。

骨盤

股関節

腹部

臀部

姿勢

歩き方

抱っこ姿勢

立ち上がり方

などを含めて確認します。

そして、整骨院で対応できる状態なのか、医療機関での検査を優先すべき状態なのかを見極めることも重要だと考えています。

「出産後だから我慢しなければ」

と思わず、一度身体の状態を確認してみてください。

松戸市で産後の恥骨痛・骨盤周囲の痛みについてお悩みの方は、小竹整骨院までご相談ください。

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ママにも優しい整骨院

《小竹整骨院》

千葉県松戸市古ヶ崎88 水神ビル107

TEL047-718-5776

HP  https://kotakeseikotsuin.net/

*毎週水曜日全日休院

*土日・祝日も休まず受け付けいたします!

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