【専門家が解説】なぜあなたの肩は内側に入るのか?巻き肩を引き起こす「原因筋肉」の正体と、根本から解決するアプローチ法

千葉県松戸市古ヶ崎にある整骨院
小竹整骨院です!
本日は前回のブログで書いた巻き肩について、さらに深堀書いていきます(^^)v
現代人の多くが悩まされている「巻き肩」。鏡で横姿を見たとき、あるいはふと街中の窓ガラスに映った自分の姿を見たときに、肩が前へ丸まり、まるで亀のように首が前に突き出ていることにショックを受けた経験はないでしょうか。
巻き肩は単に「見た目が悪くなる」だけの問題ではありません。放置すると、慢性的な肩こりや頭痛、自律神経の乱れ、さらには呼吸が浅くなることによる慢性疲労など、全身の不調へとつながる恐れがあります。
「姿勢を良くしよう」と意識して、一時的に胸を張ってみても、気づけばまた元の丸まった姿勢に戻ってしまう……。それは、あなたの根性や意識が足りないからではなく、「体の前面と背面の筋肉のバランス」が物理的に崩れてロックがかかっているからです。
今回は、巻き肩に関与している具体的な筋肉の正体を解き明かし、なぜその状態が作られてしまうのか、そして根本から解決するためにはどうアプローチすべきなのかを専門的な視点から分かりやすく解説します。
1. そもそも「巻き肩」とはどういう状態か?
筋肉の話に入る前に、まず「巻き肩」という状態を解剖学的に整理しておきましょう。
よく「猫背」と「巻き肩」は混同されがちですが、骨格の動きとしては明確に異なります。
- 猫背(円背): 「脊柱(特に胸椎)」が後ろに強く湾曲した状態。
- 巻き肩(前肩): 「肩甲骨」が外に開き(外転)、前に傾き(前傾)、さらに「上腕骨(腕の骨)」が内側にねじれた(内旋)状態。
つまり、背骨がまっすぐでも肩の位置だけが前方へ突出しているケース(隠れ巻き肩)も存在します。本来、人間の肩は真横を向き、耳の穴の直線上に肩の先端(肩峰)が位置するのが理想的です。しかし、巻き肩になると肩の先端が耳よりも大きく前に突き出します。
この姿勢が定着してしまう最大の原因は、日常生活における「前屈みの作業」にあります。
- 長時間のパソコン作業(キーボードを叩く、マウスを操作する)
- スマートフォンの凝視(腕を前に出し、下を向く)
- 車の運転や、キッチンでの料理・手仕事
これらの動作はすべて、体の前側で腕を使うものです。キーボードを叩くとき、私たちの手のひらは下を向いており、腕は内側にねじれています。この姿勢が何時間も続くと、体はある筋肉を「縮めっぱなし」にし、別の筋肉を「伸ばしっぱなし」にします。この状態が形状記憶されてしまうことこそが、巻き肩の正体なのです。

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