【第2回】腸脛靭帯炎はなぜ繰り返す?ランナー膝と股関節・足元・走り方の関係を徹底解説!

千葉県松戸市古ヶ崎にある

「ママにも優しい整骨院」

小竹整骨院です!

「休んだら膝の痛みがなくなったから、また走ったら痛くなった」

腸脛靭帯炎でよくみられるパターンです。

第1回では、腸脛靭帯炎の基本的な症状と発生の仕組みについてご紹介しました。

第2回では、なぜ腸脛靭帯炎を繰り返すことがあるのかを考えていきます。

■「痛みがなくなった=完全に元通り」とは限らない

運動を休めば膝への負担は減ります。

その結果、症状が一時的に軽減することがあります。

しかし、腸脛靭帯炎を引き起こした運動量やランニング環境、身体の使い方などが変わっていなければ、再開後に同じ部位へ再び負担がかかる可能性があります。

腸脛靭帯炎は競技復帰の過程でも再発することがあるため、運動量は段階的に戻すことが推奨されています。

■原因を「使い過ぎ」だけで終わらせない

腸脛靭帯炎は代表的なオーバーユース障害です。

しかし、

「走り過ぎたから」

だけでは十分な説明にならないことがあります。

なぜなら、同じ距離を走っていても全員が腸脛靭帯炎になるわけではないからです。

発症には、

・走行距離や練習量
・坂道
・道路の傾斜
・ランニングフォーム
・股関節周囲の筋力
・下肢のアライメント
・足部の動き

など複数の要素が関係する可能性があります。

■股関節が重要な理由

ランニング中、片足で身体を支える時間があります。

この時、股関節周囲の筋肉は骨盤や大腿部の動きをコントロールする重要な役割を担います。

腸脛靭帯は、大腿筋膜張筋や大殿筋など股関節周囲の組織と連続しています。

そのため、腸脛靭帯炎を考える際には、膝だけではなく股関節周辺の状態も確認する必要があります

臨床資料でも、股関節外転筋の筋力低下は腸脛靭帯への緊張を増加させる可能性のある要因の一つとして挙げられています。

ただし、「股関節の筋力が弱い人は必ず腸脛靭帯炎になる」という意味ではありません。

患者さんごとに確認する必要があります。

■足元も確認する

身体は、





股関節

骨盤

とそれぞれ独立しているわけではありません。

立つ・歩く・走るという動作の中では連動しています。

例えば足部の過回内なども、腸脛靭帯に影響を与えうる構造的・力学的要因として報告されています。

そのため、膝の外側が痛いからといって膝周囲だけを確認するのではなく、足元から股関節まで一連の動きを見ることが重要になります。

■坂道で痛くなる理由

「平らな道は大丈夫だけれど、坂道だと痛い」

という方もいます。

特に腸脛靭帯炎では坂道、長いストライド、傾斜した路面などによって症状が増える場合があります。

文献では、膝がおよそ30度屈曲した付近が症状に関係する領域として説明されており、坂道やランニング条件によってその状態にある時間が変化することも症状との関連が考えられています。

■道路の傾きにも注意

一般道は完全に平らとは限りません。

排水のため、道路の中央から端に向かって傾斜している場所もあります。

いつも同じ方向で傾斜した道路を長時間走っている場合、左右の脚に異なる負荷が生じることがあります。

実際、傾斜した路面でのランニングは腸脛靭帯炎の修正可能なリスク要因の一つとして挙げられています。

■練習量を急に増やしていませんか?

ここは非常に重要です。

例えば、

先週まで5km

今週から10km

週2回

毎日

平地のみ

坂道トレーニング開始

といった急激な変更です。

身体はトレーニングによって徐々に負荷へ適応していきます。

一方で、短期間に負荷を大きく増やすと身体への要求も一気に高まります。

腸脛靭帯炎では「最近運動量を変更していないか」を確認することが診察上も重要とされています。

■「ストレッチだけ」で繰り返してしまうケース

膝の外側が痛い。

そこで、

「太ももの外側が硬いのかな?」

とストレッチだけを行っている方もいると思います。

ストレッチがリハビリテーションの一部として用いられることはあります。

しかし現在の保存的治療では、ストレッチだけでなく、特に股関節外転筋などの筋力トレーニング、身体の使い方、トレーニング条件の調整などを組み合わせることが重視されています。

つまり、

「硬いところを伸ばせば終わり」

ではなく、

「なぜそこに負担が集中したのか?」

まで考える必要があります。

■ランニングシューズも確認

ランナーの場合はシューズの状態も確認してみましょう。

左右どちらかだけ大きくすり減っていないでしょうか?

長期間使用してソールが摩耗していないでしょうか?

腸脛靭帯炎の患者教育では、シューズの偏った摩耗を避けるため定期的な確認・交換も挙げられています。

ただし、

「このシューズなら絶対に治る」

というものではありません。

身体の状態、走り方、練習量などを含めて総合的に考える必要があります。

■小竹整骨院で確認したいポイント

腸脛靭帯炎が疑われる方の場合、小竹整骨院では痛む場所だけではなく、

・いつから痛いのか
・何kmくらいで痛くなるのか
・平地と坂道で違いがあるか
・練習量を最近増やしていないか
・股関節の動き
・太ももの筋肉の状態
・膝の動き
・足元の状態

などを確認しながら、負担のかかり方を考えていきます。

重要なのは、

「膝の痛みを繰り返さず、もう一度運動を続けられる状態を目指すこと」

です。

ただし膝外側の痛みには、半月板損傷や疲労骨折など腸脛靭帯炎以外の疾患もあります。必要に応じて医療機関での検査・評価が必要となります。

次回、第3回では、

「腸脛靭帯炎からスポーツ復帰するには?改善と再発予防のポイント」

について詳しく解説します。

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ママにも優しい整骨院

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