朝の一歩目でアキレス腱が痛い?アキレス腱炎の原因と初期症状を解説!

千葉県松戸市古ヶ崎にある
「ママにも優しい整骨院」
小竹整骨院です!
「朝起きてベッドから立ち上がった時、かかとの上が痛い」
「ランニングの最初だけアキレス腱が痛む」
「運動中はそれほど気にならないのに、終わった後に痛くなる」
このような経験はありませんか?
かかとの後ろからふくらはぎにかけて伸びている太い組織が「アキレス腱」です。
アキレス腱は日常生活の歩行からランニング、ジャンプまで非常に多くの動作に関係しているため、繰り返し負荷がかかることで痛みが生じることがあります。
一般的には「アキレス腱炎」と呼ばれることが多いのですが、長期間続くアキレス腱の痛みでは単純な炎症だけでなく腱そのものの変化を伴うことがあり、医学的には「アキレス腱症(Achilles tendinopathy)」という言葉も使われます。
今回は全3回シリーズの第1回として、
「アキレス腱とは何なのか」
「なぜ痛くなるのか」
「どのような症状が出るのか」
「どの段階で注意した方がよいのか」
について詳しくご紹介します。
アキレス腱とは?
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつないでいる腱です。
私たちが、
・歩く
・走る
・階段を上る
・ジャンプする
・つま先立ちをする
・地面を蹴って前へ進む
といった動作をする際に働きます。
例えば歩いている時、足が地面についてから身体を前方へ送り出す場面があります。
この時、ふくらはぎの筋肉の力がアキレス腱を介してかかとへ伝えられます。
そのため、アキレス腱はスポーツをしている時だけ使われるものではありません。
通勤や買い物でたくさん歩いた時、階段を何度も上った時、旅行で普段より長い距離を歩いた時など、日常生活の中でも繰り返し負荷がかかっています。
アキレス腱炎はなぜ起こるのでしょうか?
代表的なのが「負荷の急激な増加」です。
例えば、
「最近ランニングを始めた」
「5kmだったランニングを急に10kmにした」
「タイムを縮めるためスピード練習を増やした」
「久しぶりにサッカーやバスケットボールをした」
「旅行で普段の数倍歩いた」
「坂道を走る練習を始めた」
などです。
アキレス腱に加わる負荷が、その時点で腱が対応できる範囲を超えてしまうことが、症状発生に関係します。急な走行距離・運動強度の増加や新しい運動への変更などは、複数の医療機関でもリスク要因として挙げられています。
もちろん、単純に「運動し過ぎた人だけ」が発症するわけではありません。
ふくらはぎの筋肉の硬さや筋力、足部の状態、体重、加齢、過去のアキレス腱症状、運動環境、靴など、さまざまな要因が影響する可能性があります。
つまり、
「アキレス腱が痛い=アキレス腱だけが悪い」
とは限りません。
身体全体の使い方や運動量まで確認することが大切です。
「アキレス腱炎」と「アキレス腱症」は同じ?
患者さんには「アキレス腱炎」という名称が広く知られています。
ただし現在では、長く続く腱の症状をすべて「炎症」として説明するのは適切ではないことが分かっています。
Mayo Clinicでは、Tendinopathy(腱症)は腱の状態を広く示す用語で、その中に急性の炎症を意味するtendinitisや、時間をかけて起こる腱の変性などが含まれると説明しています。
そのため、医療機関や論文では「Achilles tendinopathy=アキレス腱症」という名称が使われることが増えています。
この記事では皆さんに分かりやすいよう「アキレス腱炎」という一般的な名称を使用します。
アキレス腱炎でよくみられる症状
アキレス腱炎・アキレス腱症では、代表的に次のような症状があります。
①かかとの少し上が痛い
走った時や歩いた時に、かかとの後方から少し上の部分に痛みを感じます。
アキレス腱の中央付近に症状が出るタイプと、かかとの骨に付着する部分に症状が出るタイプがあります。
②朝起きた直後に痛い・硬い
特徴の一つが「朝のこわばり」です。
起床して最初の数歩で、
「アキレス腱が突っ張る」
「かかとの上が痛い」
「足首が動かしにくい」
と感じることがあります。
③動き始めが痛い
長く座った後や、運動を始めた直後に痛みが出ることがあります。
少し身体を動かしていると一時的に痛みが軽くなる場合もあるため、
「動いていれば治る」
と思ってしまう方がいます。
しかし、痛みが一時的に変化したことと、腱の状態が回復したことは同じではありません。
④運動後に痛い
ランニング中は問題なくても、
帰宅してから痛い。
翌朝痛い。
運動後に腫れてくる。
ということもあります。
そのため、「運動中に痛くなかったから問題ない」とは限りません。
運動中だけでなく、その日の夜や翌朝の反応まで確認することが大切です。
⑤押すと痛い
アキレス腱を触った時に、特定の場所に圧痛が出ることがあります。
アキレス腱症の診断では、症状の出方や病歴とともに、腱に負荷をかけた時の痛みや触診による局所的な痛みなどが重要になります。
⑥腫れたり太く感じたりする
症状が続いている場合、アキレス腱周辺が腫れたり、腱が以前より太く見えたりすることがあります。
ただし、見た目だけで状態を判断することはできません。
必要に応じて医療機関では超音波やMRIなどが使用されることがあります。
ランナーだけの症状ではありません
アキレス腱炎というと、
「マラソンをしている人のケガ」
という印象があるかもしれません。
確かにランニングとの関係は深いですが、それだけではありません。
テニス、バスケットボール、サッカー、バドミントンなど、走る・ジャンプする・切り返す動きの多いスポーツでもアキレス腱への負荷は増えます。
また、中高年になって久しぶりにスポーツを再開した場合などにも注意が必要です。Mayo Clinicも、急に走行距離や運動強度を増やしたランナーや、週末にスポーツを行う中年層でみられることを説明しています。
さらに、
「スポーツは全くしていない」
という方でも症状が起こる可能性があります。
普段あまり歩かない人が旅行で長時間歩いたり、仕事で立ち歩く時間が急に増えたりすれば、アキレス腱にとっては負荷の増加になります。
重要なのは、「スポーツをしているかどうか」だけではなく、
「今までの身体が慣れている負荷と比べて、最近どのくらい負荷が増えたか」
という視点です。
完全に休めばよいのでしょうか?
痛みが出ると、
「とにかく使わない方がいいのでは?」
と思われる方も多いと思います。
急性期に痛みを強くする運動を減らすことはありますが、慢性的なアキレス腱症について「ずっと安静にすること」が基本治療というわけではありません。
2024年に改訂されたアキレス腱中央部の腱症に関する臨床ガイドラインでは、許容できる範囲で行う腱への負荷運動が、機能改善と痛みの軽減のための第一選択として強く推奨されています。
つまり、
「使い過ぎる」のも問題。
「全く使わない」のも必ずしも適切ではない。
その間で、現在の状態に合わせて負荷を調整していくことがポイントになります。
突然強く痛んだ場合には注意してください
ここは非常に重要です。
スポーツ中や歩行中に突然、
「後ろから蹴られたような感覚がした」
「ブチッとした感じがあった」
「突然強い痛みが出た」
「歩くことが難しくなった」
という場合は、単なるアキレス腱炎ではなくアキレス腱断裂などの可能性も考える必要があります。
突然の強い痛みや動けないほどの症状について、Mayo Clinicも速やかな医療機関受診を勧めています。
このような場合は自己判断で運動を続けず、整形外科などの医療機関で評価を受けてください。
松戸市の小竹整骨院で確認するポイント
小竹整骨院では、アキレス腱周辺に痛みのある方に対して、
・どこが痛いのか
・いつから痛いのか
・どの動きで痛むのか
・朝の痛みがあるか
・歩行時の状態
・足首の動き
・ふくらはぎの状態
・運動量の変化
・スポーツ内容
・身体の使い方
などを確認していきます。
大切なのは、痛い場所だけを見るのではなく、
「なぜ今、アキレス腱に負担が集中しているのか」
を考えることです。
一人ひとりのお身体に合わせて状態を確認し、日常生活やスポーツ復帰に向けてサポートしていきます。
まとめ
アキレス腱炎・アキレス腱症は、ランニングやジャンプなどによる繰り返しの負荷だけでなく、運動量の急激な増加などをきっかけに起こることがあります。
特に、
・朝の一歩目が痛い
・運動開始時に痛い
・走った後に痛い
・かかとの少し上を押すと痛い
・アキレス腱周辺が腫れている
・最近運動量を増やした
という方は注意が必要です。
「まだ走れるから大丈夫」
と我慢を続けるのではなく、現在どの程度の負荷なら許容できるのかを確認しながら対応することが重要です。
松戸市でアキレス腱周辺の痛み、スポーツによる足の痛みでお悩みの方は、小竹整骨院へご相談ください。
次回の第2回では、
「なぜアキレス腱炎が長引くのか?」
「悪化させやすい行動とは?」
「運動を休むべきなのか?」
について詳しくご紹介します。
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