【お盆の帰省・旅行先で交通事故に遭ったら①|事故現場で行うこと(1)】

千葉県松戸市古ヶ崎にある

「ママにも優しい整骨院」

小竹整骨院です!

今週末からお盆休みに入る方も多いと思います。

そこで家族旅行や友人どうしでのお出かけの際気を付けていただきたいのが交通事故。

今回はもし事故に遭ってしまったら、その後の流れなどを作成していきます。

全3回になりますが、よろしくお願いいたします!

お盆休みの帰省や旅行では、普段走り慣れていない道路や高速道路を利用する機会が増えます。家族を乗せた長距離運転やレンタカーでの移動、観光地周辺の渋滞など、いつもとは異なる環境で運転する方も少なくありません。

慣れない土地で交通事故に遭うと、「車を動かしてよいのか」「警察と保険会社のどちらへ先に連絡するのか」「旅行を続けても大丈夫なのか」など、判断に迷うことがあります。

交通事故後は、現場での対応によって、その後の警察・保険会社・医療機関とのやり取りが変わることがあります。事故の規模が小さく見えても、その場の判断だけで終わらせず、必要な対応を一つずつ進めることが大切です。

今回は、お盆の帰省先や旅行先で交通事故に遭ったとき、事故現場で何をすればよいのかを順番に解説します。

1.最初に負傷者の救護と安全確保を行う

交通事故が発生したら、最初に運転者、同乗者、事故の相手にけががないかを確認します。

意識がない、強い痛みがある、出血している、立ち上がれないなど、緊急性がある場合は119番へ通報してください。周囲の人に協力を求められる状況であれば、救急車の要請や安全確保を分担します。

一般道路では、後続車との二次事故を防ぐことも必要です。車を安全な場所まで移動できる状況であれば、周囲の交通に十分注意しながら移動させます。ただし、負傷者の状態や車両の損傷によっては、無理に動かさない方がよいこともあります。判断が難しい場合は、警察や消防の指示に従ってください。

高速道路上で事故や故障が発生した場合は、車内にとどまることが安全とは限りません。JAFは、ハザードランプを点灯して可能な限り路肩などへ車を寄せ、停止表示器材を設置し、同乗者とともにガードレールの外側など安全な場所へ避難してから救援を要請するよう案内しています。

高速道路では後続車が高速で接近するため、車両の前方や後方を歩き回ったり、車の近くに立ち続けたりしないことが重要です。

2.事故の規模にかかわらず警察へ連絡する

「車に小さな傷がついただけだから」「相手と話し合いができたから」と、警察へ連絡せずに済ませることは避けてください。

千葉県警察は、交通事故を起こしたときや目撃したときは、すぐに110番するよう案内しています。日本損害保険協会も、事故の大きさにかかわらず警察へ連絡することを案内しています。

警察へ連絡するときは、次の内容を落ち着いて伝えます。

  • 交通事故が発生した場所
  • 事故が発生した時刻
  • 車両や自転車などの台数
  • 負傷者の有無
  • 道路をふさいでいるか
  • 周囲に危険が残っているか

旅行先では住所が分からないこともあります。その場合は、近くの店舗、交差点、道路標識、サービスエリア、観光施設など、現在地を確認できる情報を伝えてください。スマートフォンの地図に表示されている位置情報も役立ちます。

事故現場で警察へ届け出ていないと、後日、事故の事実関係を確認する際に必要な交通事故証明書が発行されないことがあります。相手から「警察を呼ばずに話し合いで終わらせましょう」と言われても、その場だけで判断しないでください。

3.事故の相手に関する情報を確認する

警察への連絡と並行して、事故の相手に関する情報を確認します。

確認しておきたい主な内容は次のとおりです。

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • 車両のナンバー
  • 車種や色
  • 自賠責保険の情報
  • 任意保険会社の名称
  • 保険会社の連絡先
  • 勤務先の情報
  • 車両の所有者

運転者と車両の所有者が同じとは限りません。家族の車、会社の車、レンタカーなどの場合は、誰が車両を所有しているのかも確認します。

可能であれば、相手の運転免許証や保険関係書類を見せてもらい、記載内容を正確に控えます。ただし、個人情報を取り扱うため、撮影の可否について相手に確認することが望ましいでしょう。

その場で治療費や修理費、過失割合などを決めようとする必要はありません。事故直後は、見えていなかった損傷や症状が後から分かることがあります。補償内容については、その場で約束せず、警察と保険会社を通して確認します。

4.事故現場と車両の状態を記録する

事故後の記憶は、時間がたつにつれて曖昧になることがあります。警察や保険会社へ正確に説明できるよう、危険のない範囲で事故現場を記録してください。

記録しておきたい内容は次のとおりです。

  • 自分の車と相手の車の損傷箇所
  • 車両が停止した位置
  • 道路全体の状況
  • 信号や交差点の位置
  • 一時停止標識や道路標示
  • ブレーキ痕や落下物
  • 当日の天候や路面状況
  • ドライブレコーダーの映像
  • 事故が発生した時刻
  • 事故前後の走行方向

写真は車両の損傷部分だけでなく、少し離れた場所から道路全体が分かるように撮影します。接触部分を近くから撮った写真と、事故現場全体を撮った写真の両方があると、状況を整理しやすくなります。

ドライブレコーダーを使用している場合は、事故前後の映像が上書きされないよう保存します。保存方法が分からない場合は、機器の説明書やメーカーの案内を確認してください。

事故を目撃した人がいる場合は、可能な範囲で氏名や連絡先を確認します。事故の当事者同士で説明が食い違った場合に、目撃者の情報が事故状況を確認する手掛かりになることがあります。

5.加入している保険会社へ連絡する

警察への連絡と現場の確認が済んだら、ご自身が加入している自動車保険会社へ事故の発生を連絡します。

相手側の過失が大きいと思われる事故でも、ご自身の保険会社へ連絡しておくことが重要です。契約内容によっては、車両の搬送、代車、事故対応、弁護士費用特約、人身傷害保険などについて案内を受けられる可能性があります。実際に利用できる補償は契約内容によって異なるため、保険証券や契約者向けページで確認してください。

保険会社へ伝える主な内容は次のとおりです。

  • 契約者氏名
  • 証券番号
  • 事故の日時と場所
  • 事故の状況
  • 相手の情報
  • 負傷者の有無
  • 車両が走行可能か
  • 警察へ届け出たか
  • 医療機関を受診する予定があるか

レンタカーで事故に遭った場合は、自動車保険会社だけでなく、レンタカー会社にも連絡します。レンタカー会社が定める事故時の手続きや車両の返却方法について、担当者の指示を確認してください。

家族や友人の車を運転していた場合も、車両の所有者と保険契約者へ連絡します。運転者本人が加入している保険を利用できるかは契約内容によって異なるため、保険会社に確認が必要です。

6.けがや体の違和感を確認する

事故現場で必要な連絡を済ませた後は、ご自身と同乗者の体に異変がないかを確認してください。

事故直後には大したけがではないと思っていても、後から症状が現れたり、重いけがが判明したりすることがあります。日本損害保険協会は、けががある場合には速やかに医療機関を受診するよう案内しています。

首や腰の痛み、頭痛、吐き気、手足のしびれ、動かしにくさなどがある場合は、旅行の予定を優先せず、医療機関を受診してください。症状が強い、意識がぼんやりする、歩けないなどの状態がある場合は、救急車の要請を検討します。

事故直後に強い症状がなくても、帰省先や宿泊先で痛みが出ることがあります。事故当日から体調の変化を確認し、いつ、どの場所に、どのような症状が出たのかを記録しておくと、その後の診察時に説明しやすくなります。

7.旅行を続けるかは体の状態を優先して判断する

旅行先で事故に遭うと、「せっかく予定を立てたから」「宿泊費を支払っているから」と、無理をして予定を続けてしまうことがあります。

しかし、事故後に体の違和感がある状態で長時間運転を続けたり、観光地を歩き回ったりすることは避けた方が安全です。運転を続けられる状態か判断できない場合は、家族や同行者に運転を交代してもらう、公共交通機関を利用する、宿泊先で休むなどの対応を検討してください。

車両の損傷についても、外から見ただけでは安全に走行できるか判断できないことがあります。異音、液体漏れ、タイヤやライトの破損、ハンドル操作の異常などがある場合は、無理に運転せず、保険会社やロードサービスへ相談します。

事故現場での確認チェックリスト

旅行先や帰省先で交通事故に遭ったときは、次の順番で確認してください。

  1. 負傷者の救護
  2. 周囲の安全確保
  3. 必要に応じて119番
  4. 警察へ110番
  5. 相手の氏名・住所・連絡先を確認
  6. 車両と保険の情報を確認
  7. 事故現場と損傷箇所を撮影
  8. ドライブレコーダーの映像を保存
  9. 目撃者がいれば連絡先を確認
  10. 自分の保険会社へ連絡
  11. レンタカーの場合はレンタカー会社へ連絡
  12. 体に違和感があれば医療機関を受診

まとめ

お盆の帰省先や旅行先で交通事故に遭ったときは、負傷者の救護と安全確保を最優先し、事故の規模にかかわらず警察へ連絡してください。

その後、事故の相手に関する情報、車両の損傷、道路状況、ドライブレコーダーの映像などを記録し、ご自身の保険会社へ事故の発生を伝えます。

事故直後は痛みが軽くても、後から首や腰の痛みなどが現れることがあります。体に違和感がある場合は、旅行の予定を優先せず、現地の医療機関を受診することが大切です。

次回は「事故直後は痛くなくても、旅行先で医療機関を受診した方がよい理由」について詳しく解説します。

参考資料

執筆・監修:小竹整骨院 院長(柔道整復師)

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